モレスカ(その他表記)moresca

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モレスカ」の意味・わかりやすい解説

モレスカ
moresca

スペインムーア人 (→ベルベル人 ) によってヨーロッパに移入されたムーア舞踊。 15~16世紀に一般化した。腰に鈴をつけて顔を黒く塗りグロテスクな仮装をし,1人で,またはキリスト教徒イスラム教徒に分れて合戦風に大勢で踊る。現在ではスペイン,コルシカ,グアテマラなどに残っている。イギリスには 14世紀頃に伝わり,モリス・ダンスと呼ばれるようになった。宗教改革の際には国法で禁じられたが,北部民俗舞踊として残っていたものが今日も祝祭日などに踊られている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む