モロー美術館(読み)モローびじゅつかん(その他表記)Musée Gustave Moreau, Paris

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モロー美術館」の意味・わかりやすい解説

モロー美術館
モローびじゅつかん
Musée Gustave Moreau, Paris

フランスのパリにある美術館。モロー遺志により,1898年にその邸宅アトリエの作品すべてが政府に寄贈されたのを受け,友人アンリ・リュップの尽力により 1903年に開館。初代館長にはモローの弟子ルオー就任。 43年国立美術館連合に編入された。『一角獣』『サロメ』『ユピテルとセレメー』などの油彩画約 800点,水彩画約 600点,素描約 7000点を収蔵する。

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世界大百科事典(旧版)内のモロー美術館の言及

【モロー】より

…モローを敬愛してその門下に集まった画家に,H.マティス,G.ルオー,A.マルケ,カモアンCharles Camoin,マンギャンHenri Charles Manguinらがおり,彼らは20世紀初頭,フォービスムを起こして新しい絵画動向を担った。生涯を送ったパリ,ラ・ロシュフーコー街の自宅は,死後,国に寄贈され〈モロー美術館Musée Gustave Moreau〉となった。ちなみに初代の館長は,愛弟子G.ルオーであった。…

※「モロー美術館」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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