最新 地学事典 「モンゾナイト」の解説
モンゾナイト
monzonite
ほぼ等量のアルカリ長石と斜長石を有し,黒雲母・角閃石・輝石などからなる完晶質粗粒の深成岩の総称。ときに石英を含む。モンゾナイトは閃長岩と閃緑岩の中間的な性質を示し,石英が増加すると石英モンゾナイト,あるいはアダメロ岩に漸移する。J.W. Evans(1916)の閃長閃緑岩(syenodiorite)と同義。有色鉱物としてバーケビ閃石・チタン輝石・エジリン・エジリンオージャイトなどを含むことがある。チロル地方のMonzoni山にちなんで,A.A.C.de Lapparent(1864)が命名。国際地質科学連合(IUGS)の分類では,QAP三成分モード比から定義され,斜長石が多ければそのAn組成が50よりも低いか高いかで,それぞれモンゾ閃緑岩(monzodiorite)またはモンゾ斑れい岩(monzogabbro)とされる。
執筆者:青木 斌
参照項目:火成岩の分類図1(モード組成)
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

