精選版 日本国語大辞典 「もんだ」の意味・読み・例文・類語
もん‐だ
- 〘 連語 〙 ( 「ものだ」の変化した語 )
- [ 一 ] 「もんだ」「もんじゃ」の形で用いる。
- ① =ものだ[ 一 ]①
- [初出の実例]「合戦だといふのは死ぬもんだとおもへば」(出典:雑兵物語(1683頃)上)
- ② =ものだ[ 一 ]②
- ③ =ものだ[ 一 ]③
- [初出の実例]「長生はしたいもんだな」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉四)
- ④ =ものだ[ 一 ]④
- [初出の実例]「かりにもお客だ。もうちっとやんはり口を利くもんだ」(出典:息子(1922)〈小山内薫〉)
- ⑤ =ものだ[ 一 ]⑤
- [初出の実例]「おめへのよふな、あたまのいい子もねえもんだ」(出典:洒落本・伊賀越増補合羽之龍(1779)仲町梅音の段)
- 「『さうかねえ』『さうかねえもないもんだ』」(出典:青年(1910‐11)〈森鴎外〉六)
- ① =ものだ[ 一 ]①
- [ 二 ] 「…もんではない」「…もんじゃない」、または、「…もんでもない」などの形をとる。
もんだの補助注記
丁寧体では「もんです」となる。