日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヤマタバコ」の意味・わかりやすい解説 ヤマタバコやまたばこ / 山煙草[学] Ligularia angusta (Nakai) Kitam. キク科(APG分類:キク科)の多年草。茎は直立し、高さ1~1.3メートル。葉は卵状長楕円(ちょうだえん)形で直立し、根出葉は柄があり、茎葉は無柄である。5~6月、茎頂に総状花序をつくり、多数の頭花をつける。総包片は合生して、筒となる。山地の草地にまれに生育し、関東、中部地方に分布する。名は、葉がタバコの葉に似ることによる。[小山博滋 2022年5月20日] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例