ヤマハパッソルS50

日本の自動車技術240選 「ヤマハパッソルS50」の解説

ヤマハパッソルS50

女性がバイクに直感的に優しさを感じないのは、またがって乗る、スカートでは乗れない、シートが高い、車両大きい、車両が重いなどの理由からと思われる。女性が不得意とする項目を根本から思考することによりパッソルでは次の様な項目を実現した。1.スッテプスルー2.前面カバー3.強制空冷エンジン4.オイルバスチェーン上記フィーチャーの採用と女性に合わせた主要寸法諸元の決定によるパッソルの導入は女性ユーザーを爆発的に増加させた。ステップスルーの車両コンセプトを成立させるために、エンジンのシリンダー を立てて強制空冷を採用した。このエンジンレイアウトは、その後のスクーター用エンジンの基本となっている。保管場所ヤマハ発動機株式会社 コミュニケーションプラザ (〒438-8501 静岡県磐田市新貝2500)
製作(製造)年1977
製作者(社)ヤマハパッソルS50
資料の種類量産車
現状展示(静態)・公開
車名ヤマハパッソル
型式ヤマハ 2E9(S50)
会社名ヤマハ発動機株式会社
車種・用途ソフトバイク
実車所在/模型コミュニケーションプラザ
製作開始年1977
設計者ヤマハ発動機株式会社
スタイルスクーター
乗員1名
車両重量45kg
前軸重17kg
後軸重28kg
エピソード・話題性スクーターブームの先駆者
全長1,515mm
全幅605mm
全高925mm
前照灯17W・51c㎡
タイヤサイズ(前)2.50-10-4PR
タイヤサイズ(後)2.50-10-4PR
フレームアンダーボーン
懸架方式(前)テレスコピック式
懸架方式(後)ユニットスウィング式
軸距1,075mm
ブレーキ(前)機械式リーディング、トレーリング
ブレーキ(後)機械式リーディング、トレーリング
ダンパー(前)筒形単動式
ダンパー(後)筒形単動式
種類ガソリン空冷2サイクル
気筒配列1気筒
気化器VM125C
内径x行程40.0×39.7
排気量49cc
点火系CD1
最高出力/回転数2.3PS/5,000r.p.m
過給機
潤滑方式分離給油
始動方式キック式
燃料タンク容量2.3l
変速機2段減速式
クラッチ形式自動遠心式
燃費率75km/l(at30km/h)
その他事項最高速度:45km/h;

出典 社団法人自動車技術会日本の自動車技術240選について 情報

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