やらぬ(読み)ヤラヌ

デジタル大辞泉 「やらぬ」の意味・読み・例文・類語

やら‐ぬ

[連語]動作が完了する意の動詞「や(遣)る」+打消しの助動詞「ず」の連体形「ぬ」》動詞の連用形に付いて、その動作が終わっていない意を表し、次の名詞を修飾する。まだ…しきらない。多く、文語的慣用表現に用いる。「晴れやらぬ空」「覚めやらぬ夢」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「やらぬ」の意味・読み・例文・類語

やら‐ぬ

  1. 〘 連語 〙 ( 動詞「やる(遣)」の補助動詞用法のものに打消の助動詞「ず」の付いた「やらず」の連体用法が、現代語に残存したもの ) 動詞の連用形に付いて、その動作が終わっていない意を表わし、次の名詞を修飾する。文語的な慣用表現に用いる。「晴れやらぬ空」「消えやらぬ雪」など。
    1. [初出の実例]「日蔭に解けやらぬ薄氷は」(出典:亀甲鶴(1896)〈小栗風葉〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...

春隣の用語解説を読む