ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヤロスラフ1世」の意味・わかりやすい解説
ヤロスラフ1世(賢公)
ヤロスラフいっせい[けんこう]
Yaroslav I
[没]1054.2.2.
ロシアのキエフ大公(在位 1019~54)。ウラジーミル1世の子。初めノブゴロド公となり,1019年キエフ大公となった。古代ロシアの最初の法典である『ルースカヤ・プラウダ』Russkaya Pravdaを編纂し,キエフ・ルーシ(→キエフ公国)の封建体制を整備,強化した。娘たちをノルウェー王,ハンガリー王,フランス王に嫁がせ,キエフの町に聖ソフィア大聖堂(1037)を建てるなど,外交,文化の面でも功績があった。
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