ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ルースカヤ・プラウダ」の意味・わかりやすい解説
ルースカヤ・プラウダ
Russkaya pravda
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古代ロシアの法典集。ヤロスラフ1世(賢公)の法典、ヤロスラフ(1世)の子供らの法典、ウラジーミル・モノマフの法典など、全部で121条よりなる。殺人者に対する血の復讐(ふくしゅう)の禁止と人命金の導入、公の親兵など諸役人の生命と財産の保護、各種隷属民(スメルド、ザークプ、ホロープなど)の身分規定、債務・相続法などに関する規定など、刑法、訴訟法が中心となっている。この法典は11~13世紀ロシア社会の状況をよく表しており、キエフ・ロシア社会研究に不可欠の史料となっている。それは実質上15世紀末の『法典集』(スジェブニク、1497)公布まで効力を保った。また、12、13世紀のノブゴロド、スモレンスクのドイツ諸都市との条約、ノブゴロド・プスコフ裁判法などの基盤となったほか、ウクライナ、白ロシア、リトワ(リトアニア)法の発展にも大きな影響を与えた。
[栗生沢猛夫]
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