ヤロスラブリ州(読み)ヤロスラブリ(その他表記)Yaroslavl'

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヤロスラブリ州」の意味・わかりやすい解説

ヤロスラブリ〔州〕
ヤロスラブリ
Yaroslavl'

ロシア西部の州。州都ヤロスラブリモスクワの北東方,ボルガ川上流域の平原にあり,氷堆石丘がわずかに起伏をつけている。北西部にはボルガ川をせきとめてつくられた広大なルイビンスク人造湖がある。大陸性気候で,1月の平均気温-12.5~-10.5℃。7月は 17.5~18℃。年降水量 500~600mm。森林地帯で,南部に混合樹林帯がある。繊維,木材,食品などの工業があり,ヤロスラブリ,ルイビンスクには機械,化学工業も発達している。酪農が盛んで,チーズは有名。そのほかにもアマ (亜麻) ,カラスムギなどが栽培されている。州内交通はおもにボルガ川の水運,ヤロスラブリから放射状に延びる鉄道,ハイウェーによる。面積3万 6400km2。人口 147万 5700 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む