やん酒(読み)やんしゅ

精選版 日本国語大辞典 「やん酒」の意味・読み・例文・類語

やん‐しゅ【やん酒】

  1. 〘 名詞 〙 酒の興に乗じて拳(けん)などをすること。
    1. [初出の実例]「印籠の芥子人形をほしがり、十数(ヤンシュ)して耳をひくありさまを」(出典浮世草子好色万金丹(1694)五)
    2. 「やんしゅの酌をさするより外役にたたぬもの」(出典:浮世草子・国姓爺明朝太平記(1717)二)

やん酒の補助注記

「やん」は拳で「二」をいう語。→りゃん

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む