普及版 字通 の解説
13画
[字訓] つつむ・まとう・うるおす
[説文解字]
[字形] 形声
声符は邑(ゆう)。邑に(ゆう)、うるおす意がある。ものを包んで、その気の移ることをいう。〔説文〕八上に「纏(まと)ふなり」(段注本)とし、〔伝〕に「書の(ふくろ)なり」、〔玉〕に「なり、むなり」という。陶潜の〔飲酒、二十首、七〕の詩に「秋に佳色り 露に(うるほ)へるに其の(はな)を(と)る」の句がある。
[訓義]
1. つつむ、ふくろ、ふみぶくろ。
2. まとう、めぐらす。
3. と通じ、うるおす。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 マス・カサナル・カサヌ・ツツム・ククモル 〔字鏡集〕 マス・カサナル・フクロ・ククモル・マツフ・カサヌ
[熟語]
衣▶・▶・露▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報