ユウ・つつむ・まとう・うるおす

普及版 字通 の解説


13画

[字音] ユウ(イフ
[字訓] つつむ・まとう・うるおす

[説文解字]

[字形] 形声
声符は邑(ゆう)。邑に(ゆう)、うるおす意がある。ものを包んで、その気の移ることをいう。〔説文八上に「纏(まと)ふなり」(段注本)とし、〔伝〕に「書の(ふくろ)なり」、〔玉〕に「なり、むなり」という。陶潜の〔飲酒、二十首、七〕の詩に「秋に佳色り 露に(うるほ)へるに其の(はな)を(と)る」の句がある。

[訓義]
1. つつむ、ふくろ、ふみぶくろ。
2. まとう、めぐらす。
3. と通じ、うるおす。

[古辞書の訓]
名義抄 マス・カサナル・カサヌ・ツツム・ククモル 〔字鏡集 マス・カサナル・フクロ・ククモル・マツフ・カサヌ

[熟語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android