ゆうゆう

精選版 日本国語大辞典 「ゆうゆう」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐ゆう

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる ) じめじめと湿っているさま、水けを含んで、ぶよぶよしているさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「顔は青鈍なる練衣に水を裹(つつみ)たる様にて、一身ゆふゆふと腫たる者」(出典今昔物語集(1120頃か)二四)

ゆうゆうの補助注記

「今昔‐二六」の「少しも動かばゆうゆうとして、枝折なば落て身も砕なむとすと思ふに」や「高野本平家‐一一」の「御ぐしくろうゆうゆうとして御せなかすぎさせ給へり」などは、「ゆらゆら」と同意と思われるが、本によっては「ゆらゆら」と書かれているので、この意味の「ゆうゆう」という語があったか否かは明らかではない。

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普及版 字通 「ゆうゆう」の読み・字形・画数・意味

】ゆうゆう(いふいふ)

香気のただようさま。宋・軾〔普照より二庵に游ぶ〕詩 長、風に吟じて、雨細(こま)やかなり 東庵はば掩(おほ)ひ、西庵は閉づ 山行、盡日、人にはず たる野、香、袂に入る

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】ゆうゆう(いういう)

鹿のなく声。また、悲泣する声。唐・白居易〔新豊の折臂翁〕詩 且つ喜ぶ、老身の今獨り在るを 然らずんば、當時、瀘水(ろすい)の頭(ほとり) 身死し、魂(ひと)りにして骨收められず 應(まさ)に雲南の鬼と作(な)り 上に哭(な)くことたるべし

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】ゆうゆう

和楽するさま。融々。漢・張衡〔思玄の賦〕廣樂の九奏を聆(き)くに、展(まこと)に洩洩(えいえい)として以てたり。

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】ゆうゆう

香気こもるさま。

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裕】ゆうゆう

国を治める道。

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】ゆうゆう

憂えるさま。

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【疣】ゆうゆう

きずあと。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

デジタル大辞泉プラス 「ゆうゆう」の解説

ユウユウ〔ジンベエザメ〕

鹿児島県鹿児島市、いおワールドかごしま水族館で飼育されていたジンベエザメオス。2000年11月来館。2002年8月、海に放流以後、同水族館で飼育されるジンベエザメは同名で呼ばれている。

ユウユウ〔ジャイアントパンダ〕

京都台東区、東京都恩賜上野動物園で誕生したジャイアントパンダのオス。1988年生まれ。1992年、繁殖のため中国移送。2004年死亡。

ゆうゆう〔キャラクター〕

京都府京都市交通局、京都よるバスぎおん・よるバス」のキャラクターアオバズクモチーフ。「じゅうじゅう」の妹。

ゆうゆう〔雑誌〕

株式会社主婦の友社が発行する女性シニア誌。おもに50代以上向けの美容や健康情報を紹介。月刊。

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