ユキヒメドリ(読み)ゆきひめどり(その他表記)slate-colored junco

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ユキヒメドリ」の意味・わかりやすい解説

ユキヒメドリ
ゆきひめどり / 雪姫鳥
slate-colored junco
[学] Junco hyemalis

鳥綱スズメ目ホオジロ科の鳥。同科ユキヒメドリ属4種中の1種。全長約15センチメートル。カナダからメキシコにかけて広範に分布する樹林性の鳥で、種子食に適した強い円錐(えんすい)形の嘴(くちばし)をもち、体は灰色褐色暗緑色とさまざまの色彩を交えているが、じみである。冬季大群で漂行する。しかし、同属にはメキシコ国境にすむメキシコユキヒメドリ、パナマコスタリカにすむミヤマユキヒメドリのように、局地的に限られた地域にのみ生息するものもある。総称して属名のジュンコという名でもよばれる。

[坂根 干]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む