…第5に,そうしたすべての社会的役割を逸脱し,未到の文化の創造に挑戦することが期待されたのも青年であった。
[引き延ばされた青年期]
産業社会の進展は,青年期を引き延ばしつつ,青年期後期をそれ以前の青春期adolescenceから区別される独自のユースyouthの時期に造型してきた。ユースとしての青年は,産業社会のモラトリアム(人生の免責・猶予期間)の矛盾が生み出した存在といえる。…
※「ユース」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」