ユーニマク島(読み)ゆーにまくとう(その他表記)Unimak

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ユーニマク島」の意味・わかりやすい解説

ユーニマク島
ゆーにまくとう
Unimak

アメリカ合衆国アラスカ州、アリューシャン列島東部の活火山島。フォックス諸島の東端にあり、アラスカ半島にもっとも近い。長径北東南西)約110キロメートル、短径約50キロメートルもあるが、ツンドラ状で農耕不能のため、開発が遅れ、無人島である。19~20世紀に噴火した玄武岩安山岩成層火山が五つもある。島の中央にあるシシャルディン火山Shishaldin(標高2857メートル)は、アリューシャン列島中の最高峰で、18世紀後期以降に噴火が30回以上報じられ、しばしば溶岩流も生じた。近くは1987年に噴火した。

諏訪 彰]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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