ヨ・シャ・あらた・やきはた

普及版 字通 の解説


12画

[字音] ヨ・シャ
[字訓] あらた・やきはた

[説文解字]

[字形] 形声
声符は余(よ)。〔説文〕十三下に「二の治田なり」(段注本)とあり、〔爾雅、釈地〕に一歳を(し)、二歳を新田、三歳をとするものと異なる。〔詩、周頌、臣工〕は農事詩で、祭に用いる麦蒔きのことを歌い、「新を如何(いかん)せん」の句がある。〔毛伝〕に「三と曰ふ」とあって、〔爾雅〕は〔毛詩〕説をとる。〔礼記、坊記、注〕に引く〔説文〕に、一歳を、二歳を、三歳を新田としている。一歳・二歳は休耕の期間。新墾の田を田ということもあり、焼畑耕作をということもある。

[訓義]
1. あらた。
2. 田をひらく、土をやわらげる。
3. やきた、やきはた。
4. 民族の名、(よう)族の一。

[古辞書の訓]
名義抄 コナタツクリ 〔字鏡〕 アラタ・ハタ 〔字鏡集〕 アラタ・コナタツクリ

[語系]
・餘(余)・jiaは同声、jiengも声義近く、休耕によって地味を蓄え、地力を存することをいう。

[熟語]

[下接語]
・秋・春・焼・新

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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