現代外国人名録2016 「ヨシュカフィッシャー」の解説
ヨシュカ フィッシャー
Joschka Fischer
- 職業・肩書
- 政治家 元ドイツ外相・副首相,元緑の党指導者
- 国籍
- ドイツ
- 生年月日
- 1948年4月12日
- 出生地
- ゲーラブロン
- 経歴
- ギムナジウムを中退後、写真家見習いを経て、1968年学生運動に参加。街頭行動を指揮して警官隊と衝突するなど、毛沢東主義を信奉する過激派として活動した。’70年代に環境保護運動へ活動の場を移し、タクシー運転手、本屋などを経て、’82年緑の党に入党。’83年連邦議会議員に初当選。’85〜87年ヘッセン州環境エネルギー相。’87〜91年緑の党州議会議員団長。’91〜94年同州副首相兼環境エネルギー相。’94年10月連邦議会議員。’94〜98年緑の党連邦議会議員団長。’98年9月社会民主党(SPD)のドイツ総選挙圧勝により緑の党は連立政権を担い、10月シュレーダー政権下で副首相兼外相に就任。その現実主義的な路線の下、緑の党は“反対のための反対”を唱える小党を脱皮し、政権担当能力を獲得した。また連立与党として産業界の声を取り入れながらも党是である脱原発政策を実現。’99年の北大西洋条約機構(NATO)によるユーゴスラビア空爆では、ドイツ連邦軍のNATO域外派兵を支持した。2005年11月保革2大政党による大連立のメルケル政権が誕生すると執筆活動に専念。2006年6月政界を引退。著書に「Der Umbauder Industriegesellschaft」(1989年)。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報