ヨス市(読み)ヨス(英語表記)Yǒsu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヨス市」の意味・わかりやすい解説

ヨス(麗水)〔市〕
ヨス
Yǒsu

韓国,チョルラナム (全羅南) 道の南東部,ヨス半島の南東端にある商工業都市。 1949年市制。ナムヘ (南海) 島,トルサン (突山) 島によって風波から守られた,水深の大きい良港を擁する。李氏朝鮮時代に海防の要地として三道水軍統制営がおかれた。日本の統治期に長崎港との連絡航路が開設され,またチョルラ (全羅) 鉄道が開通したために,商港として急速に発達。 49年貿易港となった。港はトルサン島によってナム (南) 港とプク (北) 港に分れ,ナム港の周辺では海産物集散や加工が盛んである。 70年代からサミル (三日) 港を中心に臨海工業団地が造成され,大規模な石油化学工場や機械工場が操業している。ハルリョ (閑麗) 海上国立公園の西端にあたり,タケとツバキにおおわれるオドン (梧桐) 島,チャングン (将軍) 島などがある。面積 45km2。人口 17万 3164 (1990推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android