20世紀西洋人名事典 「ヨセフケニヨン」の解説
ヨセフ ケニヨン
Joseph Kenyon
1885 - 1961.11.11
英国の有機化学者。
元・カンザス大学客員教授,バタシー・ポリテニック化学科主任。
ランカシャーのブラックバーン生まれ。
ブラックバーン工業学校の実験助手を務めた後、奨学金を得て大学で学ぶ。ピッカードの私設助手、ブラックバーン工業学校助講師を経て、1907年同校講師となり、ピッカードの指導で研究を始め、’14年ロンドン大学に博士論文を提出。その後リーズ大学、大英染料会社を経て、’20年バタシー・ポリテニックの化学科主任となり、’50年の退職するまでこの職にあった。第二アルコールの光学活性の研究で知られ、また、リーズ大学時代にはクロラミンTの開発に発展したガス壊疸の解毒剤の研究にも携わった。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報