20世紀西洋人名事典 「ヨーゼフグラインドル」の解説
ヨーゼフ グラインドル
Josef Greindl
1912.12.23 - 1993.4.16
ドイツのバス歌手。
ウィーン音楽大学教授。
ミュンヘン生まれ。
ミュンヘン音楽アカデミーで学び、1936年「ヴァルキューレ」のフンディンクでデビュー。’42年以降ベルリンを中心に活躍し、’56〜69年ウィーン国立劇場に所属。また、バイロイト、ザルツブルグ音楽祭に出演、とくにバイロイト音楽祭には毎年のように参加し、ワーグナー歌手として名声を得る。’61年からザールブリュッケン音楽大学で教鞭をとり、’71年にはウィーン音楽大学で教授を務める。’63年ベルリン・ドイツ・オペラと初来日。歌唱法、演技、声とすべてを兼ね備えた名バス歌手であった。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報