ライグラス(その他表記)Lolium perenne; rye grass

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ライグラス」の意味・わかりやすい解説

ライグラス
Lolium perenne; rye grass

イネ科の多年草。ヨーロッパ原産の牧草で,世界の温帯暖帯に広く分布している。和名ホソムギといい,明治年間に渡来し各地に野生化している。茎は細く叢生し高さ 30~60cmになる。夏に,長さ 10~25cmの花穂を伸ばし,向い合って2列に多数小穂をつける。小穂は柄がなく長楕円形で長さ7~15mm,淡緑色扁平で6~10個の小花から成る。外花穎には芒 (のぎ) はないか,あってもごく短い。

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世界大百科事典(旧版)内のライグラスの言及

【イタリアンライグラス】より

…ネズミムギともいう。ドクムギ属Loliumを一般にライグラスryegrassと呼び,この種はイタリアで栽培が始まったところからこの名がついた。原産地は地中海沿岸で,現在では世界中の温帯で栽培がみられ,また野生化もしている。…

【芝生】より

…レッドフェスク,チューイングフェスクなどがあるが,日本では芝生用よりものり面緑化用によく使われる。(6)ライグラス類 常緑型西洋芝。ペレニアルライグラス,イタリアンライグラスなどがあり,種子の発芽,その後の生長がよいので,芝生の早期造成用に使われ,またのり面緑化用にも使われる。…

※「ライグラス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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