デジタル大辞泉
「暖帯」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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だん‐たい【暖帯】
- 〘 名詞 〙
- ① 地球上の、赤道から南北の回帰線までの地帯。今日の「熱帯」をいう江戸から明治初期にかけての語。
- [初出の実例]「即赤道直下の国なり。直下より南北各二十七度半の間を暖帯と云」(出典:漂荒紀事(1848‐50頃)序)
- ② 地球上の温帯のうち、亜熱帯に近い地帯。暖温帯。
暖帯の補助注記
①は長久保赤水、橋本宗吉の地図に使用されたため比較的普及し、明治になっても福沢諭吉の「世界国尽」や久米邦武の「米欧回覧実記」などで使われた。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の暖帯の言及
【温帯】より
…ケッペンは最寒月平均気温が18℃以下で,-3℃以上,最暖月平均気温が10℃以上の地域と定義した。林学や植物生態学では,低緯度地方より亜熱帯,暖帯,温帯,亜寒帯と分類し,人によって亜寒帯を温帯に含め温帯北部という。また,上記の暖帯と温帯をまとめて温帯(広義)とし,さらに暖温帯,温帯(狭義),冷温帯と細分することもある。…
※「暖帯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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