最新 地学事典 「ラクイラ地震」の解説
ラクイラじしん
ラクイラ地震
L’Aquila earthquake
2009年4月6日3時32分(現地時間,協定世界時1時32分)にイタリア中部で発生した被害地震。ラクイラ市とその周辺で被害が大きかった。死者数は309名。震源の深さは8.8km,Mw6.3(米国地質調査所による)。震源メカニズムは正断層型。被災した地域で数か月前から起きていた群発地震活動に関して,イタリア政府の諮問委員会の会合が地震の6日前に開催された。そのリスク評価および情報の伝達に関連して,会合に出席した7名に対して2012年10月に過失致死傷罪の有罪判決が出た。2014年11月の控訴審判決では6名の科学者は無罪,行政官1名の刑期は短縮された(執行猶予付き)。2015年11月に上告は却下され,判決が確定した。
執筆者:原 辰彦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

