出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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ラクイラ
L'Aquila
イタリア中部,アブルッツォ州の州都ならびにラクイラ県の県都。ローマ北東約 85km,アペニン山脈中,標高 720mの高地に位置する。 1240年頃神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世により建設。のち城郭によって囲まれ,一時はナポリ王国第2の都市に発展した。現在は農牧地帯の商業や行政の中心地で,ラジオ部品,煉瓦,レース,チョコレートなどが生産され,夏の保養地として知られる。たびたび地震にも見舞われたが,城郭内には 99の導水管をもつリベラの泉 (13世紀) ,15世紀建設の聖ベルナルディノ聖堂,16世紀建設の壮大な城などが残っている。人口6万 6863 (1991推計) 。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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ラクイラ
らくいら
L'Aquila
イタリア南部、アブルッツィ州の州都。人口6万3121(2001国勢調査速報値)。アクイラAquilaともいう。アテルノ川沿いの標高714メートルに位置する。13世紀中ごろにフリードリヒ2世の意向を受けて建設され、15世紀前半までは大いに栄えた。農産物の集散地で、サフランの取引が重要。近年、ローマやアドリア海岸と結び付ける高速道路が建設され、幾世紀にも及ぶ地理的孤立状態は解消された。1458年創設の大学、アブルッツィ国立博物館がある。
[堺 憲一]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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