ラジアルファン(その他表記)radial fan; plate fan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラジアルファン」の意味・わかりやすい解説

ラジアルファン
radial fan; plate fan

6~12枚の放射状の平板羽根をもった一種遠心送風機ケーシングは鋼板溶接構造で多翼送風機と同形であるが,やや大型である。鋼板製の羽根はがんじょうでまた取替えも容易であるので,ダスト,微粉炭セメント鋸屑などの固体を含む気体を輸送するのに多く用いられる。羽根の構造上高い風圧を出すことができるが,風圧で 500mmH2O (4.9kPa) 程度である。効率は 65%止りである。

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世界大百科事典(旧版)内のラジアルファンの言及

【送風機】より

…効率は低いが,小型で安価であるため,低圧,多流量に向いており,空調・換気用や産業用の用途がある。(b)ラジアルファン プレートファンともいい,主板および側板に6~24枚の羽根が放射状に配列された羽根車をもつ(図1‐b)。このうちパドル形と呼ばれるものは,本体から放射状に出ているスポークに羽根をリベット打ちしたものである。…

※「ラジアルファン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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