デジタル大辞泉 「ラツィオ州」の意味・読み・例文・類語 ラツィオ(Lazio) イタリアの中央部にある州。ローマ首都圏として商工業が発展する一方、果樹栽培なども盛ん。ビテルボ県・フロジノーネ県・ラティーナ県・リエーティ県・ローマ県がある。州都はローマ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラツィオ州」の意味・わかりやすい解説 ラツィオ〔州〕ラツィオLazio イタリア中西部に位置し,ローマを中心都市とする州。古代名ラチウム Latium。フロジノーネ県,ラティナ県,リエティ県,ビテルボ県,ローマ県の 5県からなる。古くは北のエトルリア文化と南のギリシア文化(→ギリシア文明)との接触地帯で,13市からなるラテン連盟(ラチウム連盟)が結成された。やがてローマが連盟に加わり,前338~前335年頃連盟が解体し,ローマの広域にわたる支配権が確立した。石灰岩山地,湖沼の多い火山地帯と狭い海岸の沖積平野からなる。平野はコムギの栽培と牧畜地帯で,斜面ではブドウとオリーブが栽培される。かつてマラリアの弊害を抱えていたポンティノ湿地帯は,干拓によって豊かな農牧地となった。ローマ,カッシーノ,ラティナで工業が発達。面積 1万7203km2。人口 530万4778(2006推計)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by