ラツィブシ(読み)らつぃぶし(その他表記)Racibórz

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラツィブシ」の意味・わかりやすい解説

ラツィブシ
らつぃぶし
Racibórz

ポーランド南部、シロンスク県にある都市。人口6万3484(2000)。チェコとの国境近く、オドラ(オーデル)川上流の峠道として古くからバルト海アドリア海を結ぶ交通路であった「モラバ門」の北側に位置し、交通要地として発達した。起源は9世紀と古く、1235年に都市の権利を得た。市場広場教会城塞(じょうさい)など、歴史的建造物が多く残る。第二次世界大戦後は、電子、化学、食品などの工業都市として発展した。

山本 茂]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android