山本(読み)ヤマモト

デジタル大辞泉 「山本」の意味・読み・例文・類語

やまもと【山本】[姓氏]

姓氏の一。
[補説]「山本」姓の人物
山本五十六やまもといそろく
山本一力やまもといちりき
山本英一郎やまもとえいいちろう
山本角太夫やまもとかくたゆう
山本荷兮やまもとかけい
山本嘉次郎やまもとかじろう
山本鼎やまもとかなえ
山本勘助やまもとかんすけ
山本丘人やまもときゅうじん
山本兼一やまもとけんいち
山本健吉やまもとけんきち
山本浩二やまもとこうじ
山本権兵衛やまもとごんべえ
山本作兵衛やまもとさくべえ
山本薩夫やまもとさつお
山本実彦やまもとさねひこ
山本周五郎やまもとしゅうごろう
山本宣治やまもとせんじ
山本正やまもとただし
山本達雄やまもとたつお
山本長五郎やまもとちょうごろう
山本文緒やまもとふみお
山本芳翠やまもとほうすい
山本北山やまもとほくざん
山本昌やまもとまさ
山本道子やまもとみちこ
山本安英やまもとやすえ
山本有三やまもとゆうぞう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「山本」の意味・読み・例文・類語

やま‐もと【山本・山下・山元】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 山のふもと。山のした。
    1. [初出の実例]「社(やしろ)を山本(やまもと)に立てて敬(ゐやま)ひ祭(まつ)りき」(出典播磨風土記(715頃)揖保)
    2. 「山もとに米踏む音や藤のはな」(出典:俳諧・蕪村句集(1784)春)
  3. ( 山元 ) 山の持主鉱山炭坑の持主、経営者。
  4. ( 山元 ) 山や鉱山、炭坑の所在地。または、鉱山、炭坑の現場。水力発電所の所在地をいうこともある。〔新語新知識(1934)〕
  5. ( 山元 ) 入会地の地元にある村。共同事務を管理し、他村から山手銭をとるものもある。

やまもと【山本・山元】

  1. 姓氏の一つ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「山本」の意味・わかりやすい解説

山本(香川県)
やまもと

香川県中西部、三豊郡(みとよぐん)の財田(さいた)川中流域にあった旧町名(山本町(ちょう))。現在は三豊市の南部を占める一地区。1955年(昭和30)辻(つじ)、河内(こうち)、財田大野(おおの)、神田(こうだ)の4村が合併して山本村となり1957年町制施行。2006年(平成18)高瀬(たかせ)、三野(みの)、豊中(とよなか)、詫間(たくま)、仁尾(にお)、財田(さいた)の6町と合併して市制施行、三豊市となる。国道377号が通じ、また、高松自動車道の、さぬき豊中インターチェンジが近い。米、麦のほか、タケノコミカンを特産し、鶏卵中心の養鶏も盛んである。農村鍛冶(かじ)の伝統をひく鋳物工業のほか、冷凍食品工業や製紙工業がある。菅生神社(すがおじんじゃ)の社叢(しゃそう)は国指定天然記念物で、ツブラジイクスノキなどの照葉樹が多い。四国八十八か所第67番札所の大興寺(だいこうじ)がある。

[稲田道彦]

『『山本町史』(1967・山本町)』


山本(秋田県)
やまもと

秋田県北西部、山本郡にあった旧町名(山本町(まち))。現在は山本郡三種(みたね)町の北東部を占める地域。旧八郎潟(はちろうがた)の北東方に位置する。旧山本町は、1955年(昭和30)下岩川(しもいわかわ)、森岳(もりたけ)、金岡(かなおか)の3村が合併して山本村となり、1962年町制施行。2006年(平成18)琴丘(ことおか)、八竜(はちりゅう)の2町と合併して、三種町となった。JR奥羽本線、国道7号が通じる。中心の森岳は旧羽州街道の宿駅であった。三種(みくさ)川流域が水田地帯で、角助(かくすけ)堤などは江戸時代から農業用水に利用された。現在はジュンサイを特産する。森岳温泉は1952年に帝国石油(現、国際石油開発帝石)が石油掘削の際に噴出した熱湯を利用したもの。森岳歌舞伎(かぶき)、羽立(はだち)ささら、向達子(むかいたつこ)の番楽(ばんがく)などの民俗芸能がある。

[宮崎禮次郎]

『『山本町史』(1979・山本町)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「山本」の意味・わかりやすい解説

山本
やまもと

香川県西部,三豊市南西部の旧町域。讃岐山脈北側斜面から三豊平野南部にかけて位置する。 1955年辻村,河内村,神田村,財田大野村の4村が合体して山本村となり,1957年町制。 2006年高瀬町,三野町,豊中町,詫間町,仁尾町,財田町の6町と合体して三豊市となる。中心集落の山本は古くから琴平,観音寺,池田 (徳島県) ,川之江 (愛媛県) に通じる街道が交差する交通の要地。農業は中部の財田川の沖積地を中心として,米のほかタケノコ,ミカンなどを栽培,畜産も行なわれる。製紙,鉄鋳物,食品加工などの工場もある。菅生神社社叢は国の天然記念物。大興寺は四国八十八ヵ所第 67番札所で,鎌倉時代の木造天台大師坐像などの寺宝がある。

山本
やまもと

秋田県北西部,三種町北部の旧町域。八郎潟干拓地の北東に位置し,能代市の南に接する。 1955年下岩川村,金岡村,森岳村が合体して山本村となり,1962年町制。 2006年琴丘町,八竜町と合体して三種町となった。東部は山岳地帯で山林資源に富み,西部は三種川沿いに平野が開け,米作が中心。角助堤 (かくすけづつみ) のジュンサイは特産で,県外にも出荷される。中心地の森岳に森岳温泉がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「山本」の意味・わかりやすい解説

山本(秋田) (やまもと)


山本(香川) (やまもと)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「山本」の解説

山本

秋田県、株式会社山本酒造店の製造する日本酒。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の山本の言及

【大江御厨】より

…漁業を営む御厨住人は舟運にも従事し,1048年(永承3)の関白頼通高野山参詣のときには,大江御厨夫が淀川を下る乗船の水夫の役をつとめた。御厨領は川筋にそってひろがり,山本(八尾市),水走・河俣(東大阪市)あたりから,摂津の河口にまで及んでいた。 御厨領の要所には執当(しつとう)と呼ばれる現地荘官が置かれ,12世紀の初め,在地領主藤原氏(水走(みずはや)氏)が,大江御厨山本・河俣執当職に任じられたが,水走氏の祖と仰がれる藤原季忠は,1144年(天養1)ごろ,御厨内の河内郡有福名水走の地を開発して,これを本領とした。…

※「山本」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カスハラ

カスタマー(顧客)とハラスメント(嫌がらせ)を組み合わせた造語「カスタマーハラスメント」の略称。顧客や取引先が過剰な要求をしたり、商品やサービスに不当な言いがかりを付けたりする悪質な行為を指す。従業...

カスハラの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android