ラッセン火山群(読み)ラッセンかざんぐん

最新 地学事典 「ラッセン火山群」の解説

ラッセンかざんぐん
ラッセン火山群

Lassen volcano group

米国カリフォルニア州北部にあり,Cascade山脈の大きい火山中の最南端のもの。最初期のBrokeoff火山(60万~40万年前,かんらん石および輝石安山岩の成層火山)の形成後,その北側山腹に活動が移り,40万年前,25万~20万年前,10万年前以降の3回の珪長質火山活動により,デイサイト-流紋岩の溶岩円頂丘群・火砕流・降下テフラを形成した。これらのうち,数万年より古いものはBrokeoff火山とともに氷食を受けた。火山群の最高峰Lassen Peak(標高3,186m)は2.5万年前のデイサイトの溶岩円頂丘である。デイサイト溶岩円頂丘群の周囲には,珪長質マグマ中への玄武岩マグマの貫入混合によるかんらん石-輝石安山岩の火山(噴石丘・溶岩流)が30万年前以降10回つくられた。Chaos Crags(1,050年前)は珪長質マグマの,Cinder Cone(400年前)は混合苦鉄質マグマの,それぞれ複合火山活動の産物である。1914~17年にはLassen Peak頂上でデイサイトマグマによる爆発,溶岩・火砕流・泥流の流出が起きた。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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