普及版 字通 の解説
10画
[字訓] とる・つまむ・なでる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(らつ)。は五指でものをとる形で、の初文。〔説文〕十二上に「取ること易きなり」とあり、〔詩、周南、(ふい)〕「をりり (しばら)く言(ここ)に之れを(と)る」は草をむしり取る意。「髭(ひげ)をる」とは、髭を撫して、自ら得意となるさまをいう。
[訓義]
1. とる、つむ、つまむ、つまみとる。
2. なでる、ひねる。
[古辞書の訓]
〔立〕 モチヰル 〔字鏡集〕 トル・ナヅ・スル
[熟語]
采▶・鬚▶・乳▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報