旺文社世界史事典 三訂版 「ラトヴィア」の解説
ラトヴィア
Latvia
13世紀にドイツ騎士団が征服し,ラトヴィア人は農奴化された。16世紀からポーランド・スウェーデンの侵略を受け,18世紀にはロシア領となった。ロシア革命後の1918年に独立を宣言し,赤軍と内戦ののち,20年にソヴィエト政権が独立を承認して共和国となった。しかし第二次世界大戦中の1940年,ソ連邦に併合された。ソ連でのペレストロイカ開始後,1980年代末から独立運動が活発化し,90年の選挙で独立派が勝利。ソ連軍の武力介入後,1991年9月に独立を達成し,国連に加盟。市場経済への移行をめざし,1994年7月にはヨーロッパ連合(EU)との自由貿易協定に調印した。
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