ラハル(その他表記)lahar

岩石学辞典 「ラハル」の解説

ラハル

ジャワのケルート(Kelut)地方で泥流をよぶ名称で,山頂火口湖噴火の際に決壊して噴出物が水とともに流れた泥流のこと.火山泥流は細粒火山灰などの噴出物や山体の一部が大量の水とともに流下したもので低温である.例外的な大雨や雪または氷が急速に融けた結果,火山円頂丘傾斜に堆積していた細未固結の火山砕屑物が滑りやすくなったためである[Scrivenor : 1929, Gilbert : 1938].ジャヴァ島中部のケルート火山中央火口丘には火口湖があり,噴火の際に火口湖の水と噴出物によってラハルを生じたことが度々である.1919年にも泥流が生じている.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む