ラバルム(その他表記)Labarum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラバルム」の意味・わかりやすい解説

ラバルム
Labarum

ローマ皇帝コンスタンチヌス1世 (大帝)によって採用された皇帝の標章。キリスト Christosとローマの頭文字X・P (キー・ロー) の2字を組合せたもの。この形は 317年の貨幣に初めて現れる。ラクタンチウスエウセビウスによれば 312年の戦いでマクセンチウスを破った際,キリストの幻がこの標章をコンスタンチヌスに示し,彼はこれを兜と兵士の楯に印したとされるが,この記述はコンスタンチヌスのキリスト教への改宗の時期とからんで多くの論議を呼んでいる。いずれにせよローマ伝統のウェクシルムに代るキリスト教的標章として採用されたものである。

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