ランゴ族(読み)ランゴぞく(英語表記)Lango

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ランゴ族」の意味・わかりやすい解説

ランゴ族
ランゴぞく
Lango

ウガンダのランゴ地方に住む半農半牧民。現在ではナイル諸語のルオ語を話すが,もともとはテソ族に近いナイロ=ハム語系人口が中心であった形跡がある。人口約 100万と推定される。地域的,文化的に4つの支族に分れているが,かつては村落が自律的政治単位であり,村落間の争乱が絶えなかった。植民地時代に全体的な統合を強め,オボテ元大統領を出すことによって一層結束を固めたが,アミン政権下では,政敵民族として不利な立場におかれていた。今日までに,伝統的諸制度の多くが消滅している。

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