ラーデ(その他表記)Rade, Martin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラーデ」の意味・わかりやすい解説

ラーデ
Rade, Martin

[生]1857.4.4.
[没]1940.4.9.
ドイツのプロテスタント神学者。ライプチヒに学び,A.ハルナックの影響を受ける。シェーンバハ (1882) およびフランクフルトのパウロ教会牧師 (92) をつとめたのち,マールブルク大学組織神学助教授 (1904) ,同大学教授 (21) となる。 W.ボルネマン,F.ローフスらと"Christliche Welt"を発行 (1886~1931) 。福音社会主義協議会 (1900) の創設者の一人。宗教史学派に属する。マールブルク時代に学生たちに自由な論議の場を提供し,K.バルト,R.ブルトマンなど弁証法神学運動のにない手となった人々がそのなかから育った。主著"Martin Luthers Leben" (3巻,1884~87) ,"Glaubenslehre" (3巻,1924~27) 。

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