リエントラント(その他表記)re-entrant

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リエントラント」の意味・わかりやすい解説

リエントラント
re-entrant

再入可能。コンピュータの1つのプログラムがあるデータセットに対して仕事をしている途中で,他のデータセットに対してプログラムを働かせる要求があったとき,先に処理していた仕事を途中で止め,新しいデータに対して計算を行い,それが終了すると,先の仕事の中断していたところから計算を再開できるように配慮されたプログラムの構造をいう。再入可能なプログラムではあらゆるパラメータをすべてプログラムの外に出し,プログラム自体は処理プロセスのみの構造となっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ASCII.jpデジタル用語辞典 「リエントラント」の解説

リエントラント

1つのプログラムにおいて、複数の処理要求が来ても同時に処理できることを指す。各データが処理中に混合しないように、データの領域を処理要求の数だけ用意している。オンラインシステムで使われるプログラムにはこの設計が必要となる場合がある。再入可能とも呼ぶ。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android