化学辞典 第2版 「リコリン」の解説
リコリン
リコリン
lycorine
C16H17NO4(287.32).ヒガンバナLycoris radiataの主アルカロイド.各種ヒガンバナ科植物中に広く分布する.分解点276 ℃.-120°(エタノール).エタノール,石油エーテル,クロロホルムに可溶.アメーバ赤痢に有効であるといわれており,細胞分裂に対してはコルヒチン様の細胞分裂促進作用をもつ.毒性がやや強い.LD50 41 mg/kg(イヌ,静注).[CAS 476-28-8]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報