リシマコス(読み)りしまこす(その他表記)Lysimachos

日本大百科全書(ニッポニカ) 「リシマコス」の意味・わかりやすい解説

リシマコス
りしまこす
Lysimachos
(前361―前281)

アレクサンドロス大王の部将で、大王没後はトラキア王(前323~前281)、マケドニア王(前286~前281)。大王の没後、諸将と合従連衡を繰り返してそのつど中心勢力(ペルディッカス、ポリペリコン、アンティゴノス1世)を共同で倒しつつ、かつ相互に拮抗(きっこう)し、ディアドコイ戦争を展開。最強の兵力を誇った。その間、紀元前305年マケドニア王を宣し、ガリポリ半島の地に己の名を冠したリシマキアを建都した。圧政で人心を失い、また晩年エジプト王プトレマイオス1世の娘アルシノエ(2世)をも妃に迎えて家内の紛糾を招き、前281年2月小アジア西部クルペディオンでシリア王セレウコス1世に敗死した。

[金澤良樹]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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