リダウト火山(読み)リダウトかざん(その他表記)Redoubt Volcano

最新 地学事典 「リダウト火山」の解説

リダウトかざん
リダウト火山

Redoubt volcano

アラスカ南西部,アンカレッジ南西約200kmに位置する安山岩質成層火山。18世紀以降しばしば噴火の記録があり,20世紀以降の活動は1920,33,66~68,89~90および2009年。89~90年の噴火では,爆発的噴火ののち,山頂火口内に溶岩ドーム形成,その爆発的破壊火砕流発生・ドーム再構築を14回繰り返した。東山麓では火砕流による氷河融解で大土石流を伴った。石油プラントに被害,火山灰による航空機災害を生じたが,人的被害なし。噴出した降下物は108m3溶岩は3×107m3岩石はオージャイト・ハイパーシン・ホルンブレンドを含む安山岩,SiO258.2~63.4%。参考文献T.P.Miller(1993) Bull.Volcanic Eruptions, No.30

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「リダウト火山」の意味・わかりやすい解説

リダウト火山
りだうとかざん
Redoubt Volcano

アメリカ合衆国のアラスカ州南西部、アンカレッジの南西約170キロメートルにある成層火山。標高3108メートル。隣接するスパー火山と並んでクック湾の活発な火山の一つ。有史の活動は山頂部にある崩壊カルデラの内部でおこっている。1989~1990年の噴火ではしばしば噴煙が12キロメートル上空まで上がり、溶岩円頂丘(溶岩ドーム)が形成されるとともに、火砕流や泥流が発生し続けた。この噴火はクック湾近郊の経済に大きな影響を与え、同地域の上空を通過する航空機が火山灰を吸い込んだためにエンジンを停止させるなど、太平洋路線にも大きな障害となった。2009年にも噴火し、新たな溶岩円頂丘が形成された。レイク・クラーク国立公園内にある。

[中田節也]

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