リチャード・スタッフォードクリップス(英語表記)Richard Stafford Cripps

20世紀西洋人名事典 の解説

リチャード・スタッフォード クリップス
Richard Stafford Cripps


1889.4.24 - 1952.4.21
英国の政治家。
元・蔵相。
ロンドン生まれ。
1927年王室顧問弁護士、’30年より1年間マクドナルド内閣法務次官を経て、’31年労働党下院議員となる。党内左派として’32年社会主義連盟を設立しそのリーダーとなり、共産党と提携し反ファシズム人民戦線の結成をめざす。’39年党から除名されるが、左派としての経歴を買われ、モスクワ駐在大使に抜てきされる。のちにインドの民族運動の特使、’42年航空機生産相となる。戦後は’45年に労働党に復帰し、商務相、経済担当相、蔵相の役職につき、耐乏の犠牲精神を国民に訴え、経済危機打破をめざした。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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