20世紀西洋人名事典 「リチャードピッシェル」の解説
リチャード ピッシェル
Richard Pischel
1849 - 1908
ドイツのインド学者。
言語学的、文化史的見地からインド文学をベルリン大等で研究。主な業績にカーリダーサの戯曲「シャクンタラー」のベンガル本校訂出版(1876年)、中阿含の「アッサラーヤーナ経」の校訂出版(1880年)、「プラークリット文法」(1900年)等がある。又1904年ドイツにおけるトゥルファン請来の梵語写本類出版の端緒となった、グリュンウェーデルの請来品の梵文の「阿含経」の存在を発表したほか、’08年には梵文の「ウダーナ・バルガ」の存在を発表。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報