デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「リツ子」の解説 リツ子 リツこ 檀一雄の小説「リツ子・その愛」「リツ子・その死」の主人公。小説家の夫が陸軍報道班員として中国に従軍中に肺結核がすすむ。夫の帰国後博多湾に面した漁村で療養につとめるが,腸結核を併発。戦後の新円切り替え,闇物資時代と一家の貧困の中,愛児太郎と夫に心をのこして死亡する。小説は昭和25年作品社から刊行。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例