最新 地学事典 「リディコート電気石」の解説
リディコートでんきせき
リディコート電気石
fluorliddicoatite
化学組成Ca(Li2Al)Al6(Si6O18)(BO3)3(OH)3Fの鉱物。電気石上族,X-サイトカルシック族,カルシック亜族に属する。三方晶系,空間群R3m, 格子定数a1.5867nm, c0.7135, 単位格子中3分子含む。三方柱状結晶。緑~ピンク~赤色のカラーゾーニングがみられる。透明,ガラス光沢。劈開なし。硬度7.5, 比重3.02。薄片では淡褐~暗褐色,多色性強い。屈折率ω1.637, ε1.621,一軸性負。外観はリチア電気石に似る。マダガスカル,Antsirabe付近の土壌中に鉱物片として産出。源はペグマタイトであるが,確かな産地は未確認。名称は米国宝石学協会(GIA)のR.T.Liddicoatにちなむ。
執筆者:松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

