最新 地学事典 「リフトバレー火山活動」の解説
リフトバレーかざんかつどう
リフトバレー火山活動
rift valley volcanism
海嶺および大陸リフト形成に伴う火山活動。海嶺における火山活動は深海性ソレアイトの枕状溶岩,シートフロー,ピローブレッチャ,ハイアロクラスタイトの活動によって特徴づけられる。大陸性リフトバレー火山活動はマグマの種類,噴火や火山体の形態いずれも多種多様である。マグマの種類は強アルカリから非アルカリ,あるいは苦鉄質から珪長質まで広い範囲に及ぶ。一般に,火山活動の活発なリフトではバイモーダルな活動がみられ,一方,比較的不活発なリフトでは苦鉄質岩が卓越し,アルカリ度やシリカ不飽和度が高い(F.Barberi et al.,1982)。リフトの発達段階の早期には割れ目噴出の大規模な洪水性(台地性)の玄武岩,フォノライト,粗面岩が活動する。単成火山はリフト帯に普遍的にみられる。カルデラを伴う火山体はリフト底に多い(ケニア・リフトなど)。ケニア・リフトではリフト軸から150~250km離れた地域に大規模な複成火山(キリマンジャロ山など)が形成されている。
執筆者:沢田 順弘
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

