リュウコスペルマム(読み)りゅうこすぺるまむ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「リュウコスペルマム」の意味・わかりやすい解説

リュウコスペルマム
りゅうこすぺるまむ
[学] Leucospermum

ヤマモガシ科(APG分類:ヤマモガシ科)の半耐寒性の常緑低木。ほとんど南アフリカ原産で40種あり、大きな種類で2メートルになる。大半品種早春および春咲きで、3~4時間なら零下2℃まで耐えるものが多い。とくに切り花用として人気が高く、代表的な品種は、橙(だいだい)色花のコーディフォリウム種、桃色花のトッタム種などである。株張りがよく、花も美しい。根が少ないわりに乾燥には強いが、多湿に弱いので、排水日当りのよい場所で育てることが肝要である。繁殖は実生(みしょう)により、15センチメートルくらいまで小鉢で育て、早春に定植する。

[川畑寅三郎 2020年4月17日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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