日本大百科全書(ニッポニカ) 「リンジャニ火山」の意味・わかりやすい解説 リンジャニ火山りんじゃにかざんRinjaniRindjani インドネシア領小スンダ列島ロンボク島の北半を占める活火山。安山岩質の成層火山で、標高3726メートル。東西9キロメートル、南北6.6キロメートルの大カルデラがあり、スガラ・アナク、スガラ・エンドゥの二つのカルデラ湖がある。有史以後の噴火は主峰ではなく、バルー峰(2376メートル)で、1847年を皮切りに10余回噴火し、近くは1994年に噴火した。山頂での爆発が多いが、ときには山腹噴火し、溶岩円頂丘を生成した。先住民は聖山として崇(あが)めている。[諏訪 彰][参照項目] | ロンボク島 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例