リーマンのゼータ関数(読み)リーマンのゼータかんすう(英語表記)Riemann zeta function

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リーマンのゼータ関数」の意味・わかりやすい解説

リーマンのゼータ関数
リーマンのゼータかんすう
Riemann zeta function

級数 ζ(s)=1+1/2s+1/3s+…+1/ns+… は,s>1 のときに収束するが,ゲオルクフリードリヒ・ベルンハルト・リーマンはこれを,s複素数の場合に拡張して考察したので,これをリーマンのゼータ関数(またはジータ関数)という。リーマンは ζ(s)(s=σ+ti)の実数でない零点は,すべて σ=1/2 という直線上にあると予想した。これはリーマンの仮説と呼ばれている。

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