ルバング諸島(読み)るばんぐしょとう(その他表記)Lubang Islands

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ルバング諸島」の意味・わかりやすい解説

ルバング諸島
るばんぐしょとう
Lubang Islands

フィリピン中北部ルソン島ミンドロ島の間に散在する諸島ルバング島、アンブル島、カブラ島などからなる。諸島全体の面積は246平方キロメートル。主島のルバング島は、面積191平方キロメートル、東西に約30キロメートルと細長く、北部の平野を除き大部分山地で、自給的農業漁業に従事するタガログ人が居住する。第二次世界大戦後、敗戦を信じない日本兵が30年近く山地に隠れ住んでいたが、1974年(昭和49)3月、小野田寛郎(ひろお)元少尉のみがルバング島で救出された。

[別技篤彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android