日本大百科全書(ニッポニカ) 「ル・ブルジェ空港」の意味・わかりやすい解説
ル・ブルジェ空港
るぶるじぇくうこう
Aéroport de Paris-Le Bourget
フランス、パリの空港。都心の北東約13キロメートルに位置する。1919年に開港したパリでもっとも古い歴史的な空港である。1927年5月、初めて大西洋単独横断飛行に成功したリンドバーグが着陸したのもこの空港であった。第二次世界大戦後は主として国内線とヨーロッパ大陸内の近距離国際線に用いられたが、1974年にパリ第三の国際空港であるシャルル・ドゴール空港が開港したことによって定期航空便の発着を中止し、ビジネス・ジェット機など不定期の小型機を中心とする空港となった。航空宇宙ショーの会場に用いられることもあり、ターミナル・ビルは航空博物館となっている。3000メートル、2665メートル、1845メートルの3本の滑走路をもつ。
[青木栄一・青木 亮]
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